書籍レビュー「医者いらずの食」

ここ最近あまり本を読んでいなかったのですが、久々に含蓄のある内容に出会う事が出来ました。 いわゆるお医者様が書くからこそ説得力のある書籍であると思っています。     タイトルの通り、医療に罹らずに生きる為の「食」がテーマとなっています。 昨年頭に今は亡き母が癌と診断されてからは、これまで以上に、「食」を意識する生活を送っています。 今回紹介する書籍の中にも勿論論じられていますが、僕達が食べている物がどれだけ体に負担を来しているのかを 実感として持ちにくいのが現実だと思います。然しながら、「死因」を昔の日本と比べると明らかな違いがあります。 かつては心臓発作やくも膜下出血血管系の病気が多かったのに対し、現在は大腸がん等「がん」が大半を占めています。 これの原因は日本人が完全に肉食文化になったことであり、それはこれまでの米国の模倣の果てとでも言えるかもしれません。 ただ、著者は必ずしも肉食が100%悪いという論調でなく、果たしてベジタリアンがベストとは決して断定していません。 ここ最近玄米の豊富な栄養に関して記事をよく目にしますが、現代の玄米には農薬が含まれている場合が多いこともあり、 一概に判断できないケースも多いです。   僕個人的に言えば、肉よりは魚、魚よりも野菜の方が体にフィットするというのが正直なところです。 肉を食べすぎると体が重くなるような感覚があり、多く食べても魚や野菜が胃腸に合うように思います。 ただこれも人それぞれであり、どんな食生活も適切な人もいればそうでない人もいるという考え方が必要だとも感じています。 外国人と日本人を比べても腸内環境が異なるだけでなく、日本人一人一人でも育った環境等様々な要因が起因するわけで、 ヨーグルトが腸内環境に良いからと言って安易に食べ始めるのは疑問ですし、事実僕も全く相性が良くありませんでした。 なので、各々が色々な食材を試していくこと以外に正解はないのではと思っています。   さて、著者が唱えている論調の中で特に賛同した点の1つに人工甘味料の害悪を挙げたいと思います。 例えばアスパルテームやスクラロース等という表示が飲料に記載されていたら買うべきではないと言われています。 「糖」の摂取をどう捉えるかは難しいのですが、少なくともこの人工的に作られた糖は百害あって一利なしです。 検索すれば腐るほど情報が出てくるのでここでの紹介は割愛しますが、 例えばジュース等を買う際には原材料の記載を注意することをお勧めします。 特に小さなお子さんをお持ちの方には是非認識してもらいたい事実だと思っており、 個人的には、有名飲料メーカーが売るジュースは一切買うべきではないと思っています。   さて、著者の内海氏は「正の不存在」という表現を使っているのですが、 明確に認識することはとても難しいことだと思います。 ただ、自分自身の体の声にきちんと耳を傾けていれば自分自身にとっての 「正」はきっと導き出せるのではないかと僕は感じます。 つまり、繰り返しになりますが他者に迎合するのではなく自分にとって合うことをすればよいと。   僕はお酒が好きなのですが、著者はアルコールを完全に否定されていることに対しては少し萎えました。 勿論、良いか悪いかで言えば後者にならざるを得ないのでしょうが、そのデメリット以上の面が僕にはあります。 元来ネガティブな性格であることに加え昨年母親を亡くしてしまったことも相俟って、精神的に落ちてしまうことがあります。 勿論、日中からお酒を飲んはいないのですが、夜はどうしてもお酒を飲んでリラックスすることを求めてしまいます。 他人に言わせればこういう生活は良くはないかもしれませんが、僕はこれでこそ今を維持できていると思っています。 とはいえ、何事もし過ぎることは良くないことは自覚しているので、生活バランスは整えないといけないんでしょうけどね…。   編集後記: 昨日はボーイスカウトの指導者講習会へ出向きました。 正直なところ約1年の間、団に参加させて頂いているものの力不足を自覚しています。 33歳間近なのに未だに独り身ということもあって、子供への接し方に未だに慣れてないなと感じます。 それは、僕自身が野外活動を中心とするスカウト経験がない事が大きかったのですが、 講師の方の言葉の1つに「スカウトの資質≒指導者の資質」でこれを言い換えると あらゆる形で関わることができるという言葉を聞いて、どこか安心できたように思います。 ただ、引っ込み思案な性格をまずは変えることが必要だなとは強く感じています。