きつねの嫁入り~花岡 稲穂祭~

僕の地元は下松市の花岡というところなのですが、宿場町として歴史があります。 最も古くから残る花岡八幡宮は飛鳥時代に県立されました。 年始には毎年多くの参拝者が訪れている由緒正しい神道の聖地です。 そして法静寺というその名の通り仏教の聖地もこの花岡にあります。 この法静寺に残る言い伝えの1つにきつねの夫婦のお話があります。 時は江戸時代、当時の僧侶がうっかり数珠を無くした夜にきつねの夫婦が夢に出てきました。 彼らは不幸にも亡くなってしまい、人間と同じように葬って欲しいと懇願します。 そして、もし願いを叶えてくれるのならば今後地域の人たちの生活に尽くすことを誓いました。 その後、数珠は程なくして見つかり、地域の人が亡くしものをしても何故か見つかることがあり、 その御礼として福徳稲荷という称号が与えられたとのことです。 その後、1950年からきつねの嫁入り(稲穂祭り)というお祭りが始まりました。 名前の通り古くから縁のあるきつねをモチーフとし、1組のきつねの夫婦の嫁入り行列で 街が賑わう日として毎年11月3日に行われています。   僕自身も子供の頃楽器隊やサッカーのスポ少等でこのお祭りによく参加していました。 きつねの夫婦以外にも様々な行列があることもこのお祭りの1つの醍醐味であり、 小さな子供達がきつねの化粧をして練り歩く姿は絵になります。 IMG_20151103_112459 丁度昨日も一応案内所の1人として参加していていましたが、 久々に長い時間楽しませて頂いて良い時間を過ごせたと思っています。 特に印象に残ったことは多くの子供たちが祭りに訪れていたことです。 若者不足と呼ばれて久しいですが、こうやってイベント事が行われれば どこからともなく集まってくる姿を見て安心したのと同時に、 やり方次第で街は幾らでも盛り上がるのではないかと感じました。 IMG_20151103_123943 僕もそうですが、大学等を理由に故郷を離れてしまうのは仕方のないことだと思います。 一方で、ひと段落したらまた地元に戻りたいと考えている人も少なくないでしょう。 けれども、仕事が無い、遊ぶ場所が無いといった問題点が足かせとなっている現実。 勿論一筋縄ではいかないことだと思いますが、可能性は十分にあると思います。 特に田舎暮らしという生き方が1つのスタンダードになりつつある今だからこそ、です。 雇用、娯楽、医療等アプローチは沢山あってそれらを複合的に取り組んでいくことで 間違いなく結果は出ると思っているので、市のプロジェクトに心から期待しています。 僕も日々情報収集を続けていて、一意見として発言する機会があれば貢献できればと思います。 IMG_20151103_140541     編集後記:今このブログを図書館で書いていた所、職員の方から電源を使わないように促されました。 そのため、今は電源を外していますが何か変だなぁともやもやしています。 市民の税金で作られている図書館なので、普通に考えたら使っていいのではと思います。 確かに、一個人が電源を使うという捉え方をするとダメな理由も分からないではないです。 しかしながら、パソコンルームであれば電源使用可になっているのでやはり??なわけです。   僕は行政に勤めたことが無いのであまり適当なことは言えませんが、 組織が複雑になればなるほど1つ1つの物事を深く考えていないように思います。 つまり、ただ○○はOK、●●はダメという風に決めるのも思慮せずに行われていて、 そこには目的意識が欠落しているように感じざるを得ません。   街づくりに置き換えても同じことが言えてしまいます。 例えば、観光課が祭りやイベントを練ってもどこか間が抜けている印象。 僕なりに推察すると、「誰に対して」の企画なのかが極めて薄いわけです。 市民の為といえばうまく収まっているように聞こえますが、本当にそうなのでしょうか。 本当にそう考えているのであれば、市民が単に楽しいと思うだけでなく、 例えば「学び」の要素を含めることで良い時間だったと心から思えるような企画にすべきです。 ただお偉いさんを呼んで表面上を取り繕うような内容ではそれ以上の発展性は望めません。   ちなみに、幸いなことに昨日のきつねの嫁入りはそういった内容ではありませんでした。 昔ながらの伝統行事が継承された素晴らしいお祭りだったと思います。 一下松市民、まして市の大使を司っている身であるが故に、俯瞰的に物事を見るべきではありますが、、 やはり花岡出身ということもあり他の区域より盛り上がっていてほしいと考えてしまいます。 そしてこの半年間市全体を見てきた結果、やっぱり花岡が一番だなと昨日強く感じました。 是非来年は、この花岡を更に周知できるように尽力していければと思っています。