日本人の宗教意識

海外と比較すると、日本人の宗教に対する意識はかなり薄いと思います。 勿論、キリスト教やイスラム教等を信仰する方々は別ですが、 殆どの割合を占める仏教そして神道の信者にとってみれば、 冠婚葬祭以外で関わる機会は無いという感覚が普通なのかもしれません。 Religious_syms   今日もフィリピン人の友人から送ってもらった記事によると、 日本のお寺はどんどん減ってきており、約8万あるうちの2割強は僧侶が不在で、 更に2,000の寺は何の活動も行っていないようです。 そして、25年以内に4割の寺は閉めることになるだろうと予測されています。 特に注目すべきことはその記事を外国人が書いたということで、 宗教意識の薄い我々日本人よりも海外の方の方が余程注意深く捉えている現実があります。   先述しましたが、仏教と関わる、言い換えればお寺に行く機会は年に数回あるかないかでしょう。 正月のお参りで1回、葬式や法事等で1回~あるかないかであることを考えると   近くの寺がもし無くなったら別の寺に行けばよい位の感覚の人も多いでしょう。   僕自身、身内の葬儀を通じて書籍を読んでみた結果、まさに知らないことだらけでした。 まず浄土宗ということすら頭に無かったのですが、厳密に言えば浄土真宗とは宗派が違うわけです。 そりゃ当たり前だと思われる人もいるかもしれませんが、果たしてお寺に参る時にこの寺の宗派を確認する人が それほど多いようには感じられません。 更にお焼香の回数なんてのも、前の人の動きを見ながらなんとなく誤魔化しつつしてきましたが、 浄土宗の場合は1~3回で、曹洞宗の場合は2回で各宗派によって異なるようです。   WS000000   また、よく49日とか1回忌等の法事がありますけど、 厳密に言うとこれ以外にも参加しても良い時期があることも初めて知りました。 当初は母親の葬儀の後49日の際にお坊さんに弔ってもらってお墓に骨壺を置く予定でしたが、 父親からの提案で49日迄の毎週月曜日にお寺へ拝みに行きました。 故人が無事に天に召される為に、葬儀をした日の7日毎に弔ってもらうことが本来の仏教の流れであり、 各家庭によって選択する権利は勿論あるものの、そもそもの前提を理解して然るべきだなと痛感しました。 (何が言いたいかというと、その都度お布施が掛かるわけです。)   お金の話ついでに書いておきますが、檀家制度によってお寺と地域住民は繋がっています。 家族が亡くなればそのお寺に供養をお願いし、その後長期的に法事等でもお付き合いがあるこの制度。 良く言えばその地域の守り神のような存在ですが、物凄く下衆な言い方をすれば永遠の金食い虫なのかも。 昔であればある程度羽振り良くお金を出す家庭が多かったのでしょうが、 先に書いたようにお寺の衰退が進む現代社会ではお互いにどこまで深みのある関係性が築けているのか疑問です。 僕自身、このような日本特有の仏教の在り方を否定するつもりはないですが、 宗教はお金が前提であるべきではないはずで、極端な話故人を供養することは家族だけでもできます。 専門的知識のない一般人に代わってお坊さんに頼んでいるというのが正しい解釈で、 裏を返せば熱心な信者であれば自身で全て済ますことも可能であることになります。   是非はその位にして、日本人に宗教は殆ど接点が無いというわけでは決してなく、 他宗教の信者のように日々信仰心を持った生活をすることも必要なのかもしれません。 少なくとも、仏壇に線香を立ててチーンと鐘を鳴らす行為も立派なお勤めであるわけで、 日常生活を見渡せば意外と宗教が近くにあると言えるでしょう。 知識不足、作法を適当にする=「日本人の宗教に対する意識が低い」と捉えられてしまうわけで、 多くの外国人が訪日する中では自分たちの宗教観を持つことが国際人のマナーとして大切だと感じています。   編集後記: 3連休の1日は自然薯掘り、その翌日は下松市の中小企業勤労者フェスタへ大使業として参加させて頂きました。 舞台の上で役回りを務めることは生まれて初めてということもあり、それなりに緊張しました。 檀上を歩いて賞状を市長に渡すだけとはいえ、人前で何かをすることは大変新鮮でもありました。 歌手の方も数名参加されていて、京太郎さんというイケメン歌手と写真を撮らせて頂きました。 歌唱力もさることながらトークが抜群で、一観客として楽しませてくださり有難うございました。 今後のご活躍を祈願すると共に、僕自身も与えられた責務以上の結果を出せるように努力していきたいです。 1448372700322