圧倒的なフィジカル VS 緻密なシステム

ラグビーワールドカップも佳境に入ってきました。 先日オールブラックスとフランスの試合を観戦していましたが、 最後の最後にはかなりスコアに差がついてしまいましたが。 少なくとも前半はまだどちらが勝つかわからなかったように思います。 早々にフランスのSOが負傷退場したことと後半開始直後にNO8にシンビンが出てしまったことは 相当NZに追い風になったように感じます。   ただ、今回NZの攻撃を見ていて改めて感じたことが1つあります。 個人技でゴリゴリだなぁと。 勿論、徐々にエンジンがかかってきてからはパスも通るようになりましたが、 開始して暫くはFWだろうがBKだろうが無理やりこじ開ける攻撃に終始していました。 結果的にそのディフェンスに疲弊したフランス陣営に綻びが出たことは事実ですが、 システム以上にフィジカルを重視したチームだなぁと思ったわけです。   敢えて言うならば、今のJAPANはその逆を追及して結果を出したと言えると思います。 フィジカルでは劣りながらもFWとBKのオフェンスを組み合わせる中で相手の隙を突き、 効果的なTryやPGを獲得したことに今のJAPANの強さがあると言えるでしょう。   では、フィジカルとシステムの究極の対決の雌雄はどのように決するでしょうか。 個人的な意見としては、あくまで確率論で言えば8:2でフィジカルが勝つと思います。 今回、ブレイブブロッサムズがスプリングボックスにまさかの勝利を収めたことに関しては、 完璧なシステムによって出鼻を挫かれた南アが最後まで主導権を握れなかったと思います。 でもこれは大変稀なケースであり、普通に試合をすれば日本が勝つことは相当稀でしょう。 つまり、どれだけシステムを構築したとしてもフィジカルの差はそれを補いきれないと感じているわけです。   その好例として陸上競技を挙げたいと思います。 先日世界陸上北京が行われていましたが、短中距離の殆どをアフリカ勢が上位を占める結果となりました。 一昔前はメイン所の男子100mや10,000mだけだったのが気づけばハードル競技や女子競技すらも ケニア、エチオピア勢が席巻することになり、未だ残っているのは跳躍競技や競歩程度しかありません。 近い将来全ての競技を彼らに奪われてしまうのではないかと本気で思っています。   彼らの持つ圧倒的なフィジカルに対して、アジアや白人選手がどれだけ厳しいトレーニングをしても 勝ちきれない面がどうしても存在すると言わざるを得ません。 誤解を恐れずに言えば、今後の世界のスポーツの大部分は南半球の人種中心に動いていくでしょう。 それは言わずもがな彼らのポテンシャルに勝つことができない北半球という縮図となります。   繰り返しになりますが、今回JAPANがあっぱれの結果を残せたのは、エディージョーンズHCの 想像を絶する厳しいトレーニングとチームの組織構築に依るわけですが、 彼のような優秀なコーチだからこそ成し遂げたわけで、次回も上手くいくとは限りません。 勿論、五郎丸選手やリーチ選手以下全ての代表選手が鍛錬に耐え抜いたことも大きな理由ではありますが、 日本のようなチームではシステム+フィジカル強化が欠かせないことは間違いないでしょう。   P.S. 最近社会人1年目以来でジムに通い始めました。 週2回ペースでトレーニングをしていますが、予想以上に筋肉の戻りが速いことに驚いています。 あれ、こんなにごつくなっちゃったみたいな笑 気づけば僕も32歳ですが、いけるところまでいっちゃおうかなと思っています。 6148d7d1