平成29年度回天追悼式

  11月という晩秋の時期の中、今年はまだ暖かさを感じるこの頃ですが、 本日11月12日に平成29年度回天追悼式が執り行われました。 毎年のことではありますが、天候を案じておりましたが今年は好天に恵まれ、 250名を超える多くの参列者の方々も安心してご参加頂けたことと思っています。 回天とは何ぞやという方に改めて紹介をさせて頂こうと思います。 回天は回天(かいてん)は、太平洋戦争時に開発された人間魚雷型特攻兵器です。 特攻兵器と聞いて多くの方が思い浮かべるのは神風特攻隊かと思います。 ただ、この回天も市川海老蔵さんが主役の「出口のない海」や、 玉木宏さんと(僕の大好きな)Chemistryの堂珍嘉邦さんが主役を務めた「真夏のオリオン」が この10年来の間にも映画化されています。   また、佐藤秀峰さんが描かれている「特攻の島」もまさにこの回天に関しての作品で、 知る人ぞ知るという、いえ、戦争を知らない世代にも認知度が上がっている存在であると感じます。 回天の特徴を述べるとすれば、潜水艦には魚雷及びロケットが搭載されているのですが、 魚雷の中に人間が入って魚雷もろとも敵陣に突進していくという大変むごい存在でした。 人力で操縦することはできたのですが、ご想像の通り海の中で視界が良好なわけはなく、 推定された方向へ向かうしかないある意味では無鉄砲と言わざるを得なかったかもしれません。 神風にしても回天にしてもそうですが、「状況を打開する:という意図を含めた名称であるように、 終戦直前の日本において為す術がない中の悲劇だったと個人的には思っています。 このような事を繰り返さないため、そして彼らの存在により今の日本が存在する事への敬意として この回天追悼式は戦後から今日まで継続させて頂いています。   さて、この回天追悼式をここ何十年取り持っているのは私が所属している回天顕彰会です。 元々は東京に籍を置いていた別団体より四半世紀前に回天を伝統していくという遺志を譲り受け、 戦時中に回天訓練基地があった山口県周南市を母体とした当会にて運営を行っております。 どの団体同様会員の高年齢化が進んでおり、40代以下は僕を含めて数名しかおりませんが、 意欲を持ったメンバーばかりで、言うなれば本来なら2割しかいないはずの働きアリが 10割を占めるといっても過言ではありません。   話は少し脱線しますが、昨日は前日準備の為本土から椅子や小物等を車で運んだ後、 一部区画の木の伐採ならびに掃除をしました。 そして、今年はその合間に潜水艦に乗船させて頂く機会を頂けました。 内部の画像等は撮影不可の為外観画像を掲載しておりますが、 なるほど潜水艦という「潜む」艦隊であることからも分かる通り、 各隊員の具体的な任務等は家族を含めた外部に漏らしてはならず 究極の守秘義務と言っても過言ではないのかと思います。     約70名が3交替で勤務をしており、周囲の観察の他様々な訓練をこなすと共に 機械の故障が出ても自らで修理できる技術を有する 少数精鋭な人材で賄われているとのことでした。格好いいなぁと心底感じました。 ベッド、シャワーやトイレ等の生活空間を拝見できたことも大変貴重な体験でした。   しみじみ感じたことがあるのですが、戻る事の出来る環境がある事って幸せだなと。 半年程前からレベルアップの為に県外に出ているのですが、正直言うと孤独感との闘いです。 こう見えてそれなりに人に合わせることはできる方ではあるのですが、毎日疲労感に苛まれます。 地元に帰ってこの回天顕彰会やボーイスカウト等の団体で人と触れ合う時には そんな感情になることはなく、自分らしくいれるなぁと常々感じます。 勿論、シビアに考えなければならないビジネスと比べることは適切ではないのかもしれませんが、 同じ立ち位置で共に頑張れる存在がいることは素敵だなぁと感じた次第です。 特に今回は普段あまり話さなかった方々とも色々時間を持つ機会があって、 これからもスクラムを組んで前に進んでいきたいなと強く思える時間でした!   編集後記:   金曜日から地元に居て先程帰ってきましたが中々疲れました。 金曜は下半身が(下劣)疲れ、 土曜は肉体労働で全身が疲れ、 日曜はお客様対応で心が疲れた3日間でした。(いや、心地よかったですが。)   書きたくないんですが、どうも水が合わないのかこの地域の人が全く好きになれないので 1日も早く地元に戻れればなぁと思っています。そのまえにベトナム駐在ですがね笑