書籍レビュー「アメリカ音楽史」

久々に書籍レビューを認めてみようかと思います。

今回の書籍は「アメリカ音楽史」。

米国嫌いな僕がわざわざ彼等の知識を増やす意義があるのかという話ですが、

「国家」と「音楽」は別物と捉えている、というか本来音楽に政治思想等は

関連付いていないという私見(実際は大いにあるのでしょうが)なのと、

崇拝する山下達郎氏のサンソン(サンデーソングブック)を通じて

彼のベースであるアメリカンポップスを心地良く拝聴しつつも

師が時々述べるワード(例えばモーダウン、ドゥワップ)を聞き覚えるのみで

まるで音楽のルーツを理解していない事に気付いたからです。

さてこの書籍を読んだ率直な感想としては、

先に述べた私見と矛盾してしまいますが、時代毎の政治、社会的要素が

アメリカの音楽に多分に影響を与えている事は否定できないと言う事です。

ミンストレル・ショウという白人が黒人の格好をして演じた当時の娯楽に

意図された政治性あるいはティンパンアレーという音楽会社が先駆けとなった

分業体制及び録音製作により、音楽が商業的要素を有するようになった点等

枚挙に暇はありません。

その中でもとりわけ印象深かったのは、著者自身の総括として

アメリカ音楽に対しての挑戦的(批判的)な表現なのですが、

「白人が黒人になりすまし、アフリカ系がアジア系のペルソナを用い、

ユダヤ人は黒人のふりをしながら白人の地位を獲得する。それだけでなく

男性は女性に異装し、中産階級の人間が労働者を装い、あげくのはてに

宇宙人が地球上に現れる。」果たして自分自身がアメリカ人でこのような表現を

面と向かって聞かされて冷静でいられるだろうかと自問してしまいました。

ただ、個人主義の極みである米国人ならそれは国家の問題で個人には関係ない!

とでも自己回避するのでしょうか。

書籍を読み終えた中、もう一度読み返さないと細かい部分の理解が怪しく

音楽的素養はそれなりにあるはずながら、読み方が甘いなぁと感じます。

予備知識を付ける事で達郎のラジオの聴き方も一段上になると願っています。

編集後記:

2年ぶりにハーフマラソンの大会に出場しましたが、マジでクソでした。

過去ワーストもワースト、前回より20分遅い記録は流石にショックを通り越し、

さてどうやったら昔のタイムに近づけられるのかすら自信が無くなっています。

とりあえず長い距離を週に2回は走る習慣を付ける事からスタートしますが、

長い道のりになりそうですわ(遠い目)