書籍レビュー「チャイナスタディ」

タイトルだけみると、中国独自に何か調査をしたのかと思ってしまいますが、 これは列記とした食物と病気に関して膨大なデータをまとめた書籍となります。 何せページ数が700ページあって相当分厚いですが、実際かなり読みやすいです。 米国のTコリン・キャンベルと言う医師が纏めた本ですので当然翻訳本ではありますが、 翻訳者も日本ナチュラルハイジ―ン協会会長の松田麻美子さんというその道の権威であり、 この分野が初見の方でもとっつきやすいことは間違いないでしょう。 個人的な勉強の為、原文をAmazonで取り寄せていますが、これも楽しみにしている次第です。   あくまで私見にてこの書籍を纏めてみるとすると、 「動物性食品を避け、植物性食品を摂取する事が健康への近道」とさせて頂きます。 具体的に言うと、牛、豚、鶏肉の他、魚肉、乳性品等はあらゆる病を招く要因となる。 その反対に野菜全般や果物を積極的にとることで健康の維持及び病からの回復を望むことができるとされています。 その理論に根拠を持たせているのがタイトルの通り、中国の農村で調査された内容になります。 約20~30年前の調査当時、中国農村部で生活していた人々と米国内の人々の健康状態や病歴等を比較すると、 あらゆる面で中国の人々の状態が勝っていたことが数値化されています。 例えばコレステロール値だったり、血糖値等正常値であった中国人に対して、米国人のそれはかなり重症でした。 何が原因かを突き詰めると、前者は野菜中心、肉ほどほどだったのに対して後者はまさにその逆であるという現実。 勿論、食事が100%健康状態を表すわけではありませんが、相当な要因を占めているという事を指示しています。   この論拠を前提にして、癌、心臓病その他あらゆる疾患は肉食がそもそもの元凶であり、 それを菜食へと変えることによって果たして状況が改善した様も述べられています。 個人的にとても明瞭な内容で何故この事実が多く周知されていなかったのかが理解に苦しみます。 この部分こそが闇であり、この書籍の副題は葬られた「第二のマクガバン報告」とされています。 このマクガバン報告とは、1960年代の米国においてアメリカ上院栄養問題特別委員会が 世界から学者を集めて食事と健康を調査して5000頁の膨大な調査結果(マクガバン報告)を1977年に発表されたもので、 「ガンや心臓病などの増加は食生活の誤り」ということを発表して肉、卵、乳製品、砂糖などの摂取を控え穀物中心の食事に するように提案をしました。最初は肉、卵、乳製品、砂糖をほとんど摂るなと発表しましたが 業者から猛攻撃を受けたので第2版ではできるだけ食べないようにと訂正されています。   葬られたということはつまり、何らかの力によってその結果が情報公開されなかったことを意味します。 要するに、どれだけ根拠を持って良いものは良い、悪いものは悪いと声高に叫ばれても、 食品業界や医療界等あらゆる既得権からの圧力によって事実を消去あるいは改変されてしまうという事になるわけです。 テレビ、ラジオを中心とするマスコミでは絶対に語られることのないような内容であり、 普段それらの情報をただ受動的に目や耳にしている我々にとっては信じがたい事のオンパレードです。   僕は以前からこのような分野に関して好んで学んできている為、この書籍は衝撃というよりは大変ためになったという印象が強いですが、 間違いなく今後の人生においてのバイブルの1つになると断言できます。 今年に入って野菜中心の生活に取り組んでいましたが、それに取り組む明確な指針を受けることができたと感じていて、 100%ビーガンへの道は遠いですが、現時点で野菜:肉の割合が7:3である状況を来年には9:1まで引き上げられればと思っています。 余談ですが、ここ2週間青汁を毎朝5時起床後の日課にしていますが、更に体調が良くなったように感じていたりもします 毎晩どれだけ飲んだくれても翌朝はすきっと目が覚める体なのが少し怖かったりしますけどね笑   編集後記:   今週半ばに久々に温泉へ行ってきたのですが、この時期の温泉は本当に気持ちが良いですね! 海峡マラソンで癒えつつあった傷も完全回復して、今日も16km安心ランが出来ました。 来月末に走り納めの10kmレースがあるので、来年に繋がる走りをしたいものですね~。