稲穂祭(きつねの嫁入り)~時代に合わせる事の意義~

11月3日、文化の日。我が地元は昔ながらのお祭りの開催日です。 稲穂祭(きつねの嫁入り)という60年以上前から続いている大変伝統的な行事です。   簡単に概要を申し上げると、 「人力車に乗り、婚礼衣装を着用した白ぎつねの新郎新婦を中心に、紋付袴姿の親族やお供の子ぎつねなど50名ほどの嫁入り行列とともに、 神輿(みこし)や山車(だし)、踊り手など総勢500名からなる御神幸(ごじんこう)の一行が、 法静寺(ほうしょうじ)境内にある花岡福徳稲荷社から周防(すおう)花岡駅までの街道沿いを練り歩く。」   参照:神秘の世界へ導くきつねの嫁入り   かくいう僕もこの主催元である法静寺が運営する四園幼稚園の在籍時に初めて参加させて頂いた後も、 マディフォックスという花岡サッカー少年団でも関わる機会が多い大変身近なイベントでした。 中学、高校時には直接的に関わる機会が無く、大学入学から10年程度上京していたこともあり、 昨年からの下松ふるさと大使の繋がりから、久々に地元のお祭りに真に触れ合う機会に出会うことができました。   幼い頃より良く知るこのお祭りに関して、僕が記憶していた頃の稲穂祭りも確かに「人山人海」ではありました。 ただ神輿等が通るのに差支えがある程ではなく、所謂地元の一お祭りと言った位置づけだったように思います。 それが今では花岡という区域を超えた知名度の高いイベントへと変化している様を体感することになりました。 とにかく歩くスペースも無い程人の数が多く、普段は閑散の極みである道を知る僕からすると想定外でした。   元来地域内のイベントであった「狐の嫁入り」の立ち位置は時代の流れで変化している事は間違いありません。 僕の生まれた30年程度前は花岡独自のお祭りで地元密着型でした。 それが今では、下松市はおろか県内外はたまた外国の方も興味を持ってくれていて、 これこそまさにボーダレスなイベントとして大変な意義があると考えています。   今回縁があって元KRYの江口さんとお話しする機会を頂けたのですが、 江口さんの進めている方向性をとても大切だと感じます。 例えば、誰が演じているか分からない新郎新婦の存在に関して、 その当人たちの「記録」に関して自らカメラマンとして活動する姿。心から尊敬します。 また、地元のお祭りを盛り上げようとされる意識、そして行動が間違いなく形になっていて、 今年は花岡の通りが例年以上に多かったという声を数多く聞くことができました。   個人的に思う事は、「元来のお祭りを如何に昇華させて、未知の方々に興味を持ってもらう。」事が大切だと思います。 具体的に書くとするならば、「花岡」一地域だけで成立する時代はもう終わったということです。 それは、例えば農業+αの生活あるいは物々交換のようなごくごく身近な環境だけで衣食住が成り立つ時ではなく、 今はインターネットを軸としライフスタイルに急速に変化しています。 それがひいては、花岡〈下松〈山口〈日本〈海外というある種無限大な広がり方を実現する可能性を秘めていて、 一下松(花岡)市民としてはとてもワクワクしているところがあります。   加えて言うならば、「インバウンド」こそ可能性をもっとも秘めた媒体であると考えています。 何より地元が活性化することに対して力になれればと言う想いを強く持っており、若輩者ながら頑張りたいと思っています。   編集後記:   今日はこの稲穂祭りに付きっ切りでしたが、今年も大変素敵な経験をできました。 様々な縁があって今の自分があるという事を噛みしめて生きていきたいと思っています。 今回のような経験は一生の中でもなかなか出来ないことですので、 これからの人生の糧としていければと思っています。   さて、明日は下関へと向かい、初の海峡マラソン! 果たして目標タイムを達成できるか楽しみです。