長所を伸ばすvs短所を鍛える

今回のテーマに関して一般的な見方としては、 「長所を伸ばす事」を重視する考えの方が多いだろうと思います。 長所=得意な事であり、その得意分野に取り組むモチベーションと 苦手な事を嫌々やろうとすることを天秤にかけた場合、 当人の吸収力は間違いなく違ってくるわけで、 短所に時間を費やすのは勿体ないとも言えてしまうかもしれません。   また、別の観点から考えると、苦手な分野は別の人に任せるというのも一般的です。 とりわけビジネスにおいていえば、今ではアウトソーシングが主流であり、 例えばランサーズ等のようなクラウドソーシング等を通じて、 とても簡単かつリーズナブルに外注化をする事が可能です。 かくいう僕もウェブサイトの構築等の知識が浅いこともあり、 現段階では第三者にお願いして対価と引き換えに制作をお願いしています。     もっと根源的な話をすれば、資本主義自体がこの「専門家」を軸としていると言えます。 例えば医療のように様々な分野の医者が存在し、それぞれが専門とする部位を検査する、 あるいは大学でも様々な学科に分かれていて、それぞれの教授が専門知識を教える。 結局のところ、僕たち現代人は資本主義の下で専門家育成のレールに乗っているわけです。   敢えて誤解を恐れずに言えば、これは勿体ない事であると僕は考えています。 勿論、人には得意な事、苦手な事があるのは当たり前で、いくらやっても出来ない事も あるのは仕方のない事だと思います。 ただ、苦手な事からいわば逃げるような事になると、それは大きな好機を逃しているのではと 最近特に感じているわけです。   偉そうに述べる僕ですが、僕は率直に言って苦手な分野を克服したいと考える性分です。 例えば車の運転を例にとると、免許取得当初は特に運転に苦手意識を感じていて、 当時住んでいた千葉県~東京等を旅行する際にも毎回ドキドキの連続でした。 僕以上に、同乗する友人達はもっと恐ろしかっただろうと思いますし、 事実毎回のように運転中は彼らから煽られていたのを思い出します笑   で、例えば事故も怖いし運転は極力しないようにしようという気持ちに陥っていたら 知らない場所を旅する経験が得られないことはおろか、ドライブすることの楽しさを 得ることは間違いなく無かったと思います。 加えて言うと、元々マニュアル免許を取得したもののオートマばかりに乗っていたこともあり 最近までマニュアルを間違いなく運転することはできませんでした。 でも、バイトでKトラを運転することが多々ある事で、否が応でも身体が覚えてきており、 今では大凡問題なくコントロールすることが出来ています。   それ以外にも、僕は生来インドア派で家にいるのが好きな方で 一日中家にいても全然OKなのですが、大人になった今はほぼ逆になりました。 インドアを殊更に否定するつもりはないですが、生きている以上何かを得るには 自分から身体を外に向けることが大切だと感じています。 また、不器用な癖にアウトドアな生活に憧れを持ったことで、 未経験のボーイスカウトの門を叩き、本当に少しずつですが所謂DIYを 吸収している真っ最中であります。   何が言いたいかと言うと、短所を鍛えることはその本人の視野を 間違いなく広げてくれると言う事です。 言うまでも無く今まで手付かず(に近い)状態だった分野を学ぶわけですから 何もかも知らないことだらけ。ましてそれが苦手な内容なのだから尚更です。   勿論、これには1つデメリットがあって、今度は長所を伸ばすのが疎かになりがちです。 僕も一応語学屋としての人生を歩んできてはいますが、正直な所大した語学力は無いままです。 留学をして本気で学ぶ環境に身を置くことが必要とは思いつつも 何故か踏ん切りがつかずうやむやにして時間だけが経っています。 そこそこで満足してしまっている自分が情けないなぁと常々感じています。   付け加えるならば、短所を伸ばしたところでそれがお金に結びつく保証は無いですし、 確実に長所を伸ばす方が将来性という観点で見れば可能性は高いでしょう。 どんな世界でも才能や資質がある人が成功を収めていると言えるわけですし、 努力は勿論大切ですが、それには他人よりも高い能力あってこそだとも思います。   従って、僕自身短所を伸ばすことに重きを置く生活を送りつつも、 頭の中では逆説的ですが、その判断の難しさを憂うところもあります。 ただ単に僕が欲張りなだけなのかもしれませんね…。   編集後記: そもそもがインドアな僕は、運動神経は間違いなくない方だと自認しています。 にもかかわらず、大学からラグビーを始めて、暫くの空白を経て今年からまた始めています。 これも、苦手な分野を少しでも克服したいという想いが突き動かしたのだと思いますが、 声を大にして言える事は、ラグビーは死ぬほど楽しいスポーツだということです。 痛い思いをしてスクラムを組んだりタックルしたり、傍から見たら「ようやるわ」なのかもしれませんが、 やっぱりチーム一丸で闘う楽しさとその中で少しでも貢献したいという気持ち一心なわけです。 今日も試合だったのですが、チームは見事に3連勝。僕はまぁ、可もなく不可もなくというところでしたが、 筋トレの成果もちょっとずつ出ているようなので、残り3試合は更に向上したいものです!