人の欲求

欲求5段階説をご存知でしょうか?

そもそも人間の欲求はピラミッド式に段階分けされていて、

下層の欲求を達成するにつれて、より高度な欲求を追い求めるという理論です。

maslow

 

上の絵にある通り、食事、睡眠等の生理的欲求は最下層で、

健康、生活の安全等の安全欲求もその次に位置しています。

そして、社会的欲求から上位の欲求は独りでどうこうなるものではなく、

他者からの評価も大きく影響してくると言えるでしょう。

 

さて、今回僕がその中でも注目したのは、社会的欲求そして尊厳欲求です。

まず社会的欲求に関してですが、社会生活において何かしらの集団に属することで

得られる欲求であり、裏を返せば孤独感からの回避ということになります。

次に尊厳欲求ですが、他者から認められたいという個々人のプライドと大きく関係する欲求で、

難易度は高いと言えるわけで確かに上から2番目に高度な欲求とみなすことができます。

 

さて、少し脱線するのですが、このマズローは上の2つの欲求と下の3つの欲求を分けています。

前者を内的な欲求、後者を外的な欲求と見なしているのですが、

個人的には少し違った見方をしています。

 

今回テーマに挙げている社会的欲求と尊厳欲求は連動していて、社会に属した後その環境下で

周囲に認められる存在になっていくことが自然な流れなのではないかということです。

言うなれば社会的欲求も大いに内的な面が強く、高次な欲求であるように感じます。

group-300x183

それを踏まえて、僕の話を交えつつこの2つの欲求の大切さについて話してみたいと思います。

人は生きていくうえで多かれ少なかれ様々な社会に生きています。

会社関係、友人関係、地域、ボランティア関係等。ざっくり書くだけでも数えきれない程あります。

 

では、その社会に自分が身を置くポイントは何になるでしょうか?

結局「認められたい」欲求になるんだと思います。つまり、尊厳欲求です。

例えば会社勤めをするとして、入社当初はその会社に入ることでの満足感はあるでしょう。

でも、時間が経つにつれてそれだけでは満たされなくなり、上司や同僚から優秀な人間だとか

気が利く奴だとか、何かしらで褒められたいと思うのが自然な流れだと思います。

それがもし、全く褒められもしないし評価もされないとどうなるでしょう?

何のモチベーションも無くなってしまい、会社を辞める事なんてことも容易に想像が付きます。

これを少し別の視点で捉えると、「役目」という形で置き換えることも効果的な方法だと思います。

例えば課長副補佐とか窓外係長とか副主任代理(仮)等の役職もそうですし、

「飲み会隊長」や「掃除隊長」、あとは「スーパーサブ」でもいいかもしれません。

要するに、その人がその環境で何かの役を持つことで、自分がそこにいてある種価値を

認められているというやりがいを得られる、そう思います。

 

僕の場合をお話ししますと、会社勤めに関しては早々にドロップアウトをしたので対象外です。

地元に帰ってからいくつかの団体に参加しました。元々飽きっぽい性格だったことも原因ですが、

5年間で4団体に所属し、うち2団体は1年以内で行かなくなりました。

勿論、僕自身のモチベーションの低さとかもあるのかもしれません。

案内が来なければこちらからは特に接触しなかった点もありました。

ただ、特にドタキャン等したことはない中近くで開催されているイベントに呼ばれていなかったのは

少しあれって思いましたし、やっぱりそういうことになると行く気も無くなるのが心情だと思います。

もう少し具体的に言うと、ただの参加者お客様ではなく仕事を任されていたら違ったでしょう。

せっかくその団体に入るわけなので、どういう形であれ貢献したいのは当たり前であり、

逆説的な表現ですけれど、ただいるだけで満足するのはまずあり得ないのかなと感じています。

 

現在所属している2団体は、加入して1年以内ですが、役目を与えられています。

回天顕彰会と徳山ボーイスカウト第1団なのですが、僕の強みとは異なる分野でありながら、

快く迎えてもらえていることに感謝すると共に、それに応えなければならないと思い至るわけです。

これこそまさに、僕が先に述べた社会的欲求→尊厳欲求を意味するのではないのかなと。

leader-300x235

 

繰り返しになりますが、人間の「社会」に属し、そこで認められたいという欲求は、

結果的にその社会という「場」が継続でき得るかにも影響してくると思います。み

会社ですら人材不足が叫ばれる中、金銭とは関係のないボランティア活動に至っては

これからの日本はより一層大変な時期が来ると思います。

 

今回は割愛しますが、人間ってただ働いてお金を稼ぐだけではどこかで躓くと思うのです。

このマズローの欲求理論とは異なりますが、要するに「お金には代えられない」コトが無いと

いざそのお金から良いも悪いも超越した時に自分には何も残っていないことに気付くというか。

 

やれインフレ率2%、やれ円安万歳で賑やかな経済界を憂いつつ、

人間の本質的欲求はお金じゃなくて心であるべきであると強く願って〆たいと思います。

0001600734c