ひとりリベラルアーツな生き方

ここ数年来、「リベラルアーツ」を耳にすることが増えたように感じます。

リベラルアーツ(liberal arts)とは、ヨーロッパの大学制度に起因する人が持つ必要がある技芸の基本と見なされた自由7科を指します。

具体的に言えば人文科学、自然科学、社会科学等を総合的に学び、一般教養が身に付く学問と言えます。

1つの分野を学ぶだけでなく他分野を踏まえた考えを持つことで、より広い視野を持つことができるわけです。

日本でも東大やICU等多くの大学がこのリベラルアーツを学ぶ専門学科を設置しています。それだけ今、旬の分野と言えるでしょう。

とはいえ、そもそも1つを極めることも難しいにも関わらず、多方面を学ぶなんてとてつもなく難しいように思えますよね。

でも、これって発想の転換が必要なんですけどどんな事象も別の分野と必ず繋がっているんです。

例えば、最近僕が好んで読んでいる分野が世界の食に関する書籍です。

 

まだ途中までしか読んでいませんが、世界の人口増ならびに飽食、そして企業の大量生産によって「食」が急激に失われていることに警告がなされている内容です。例えばモンサントという企業が大量生産の最たる例なのですが、彼らの行うビジネスに遺伝子組み換え食品や「ラウンドアップ」等の農薬の販売があって、これって今タイムリーな話題なんです。TPPがその理由なのですが、米国とのTPPが進むと、こういった製品も日本に蔓延る様になってしまう。(その辺りの内容は割愛します)

何が言いたいかというと、自然科学の分野である世界中の食が危ういという事象とその裏にある企業の暗躍、そしてそのリスクが日本にも押し寄せている現実(これは社会科学)は全然関係ないようで大きく繋がっているということです。

現代社会では分野毎に物事を捉えるのが当たり前になっていますが、実は1つの物事を深く知っていこうとすると実はそれがとてもアカデミックなことがままにしてあると言えると思います。

とはいえ、未だ日本の一流大学でしかそういった学問が学べない現状です。まして社会人になってからそんな時間を割けるわけもなく。

そこで僕が考えたのが、ひとりリベラルアーツです。思いつきのネーミングですが、要するに様々な分野を学ぼうと言うことです。

例えば図書館で国際関係の本を借りたとしてその中で発展途上国の食の問題が取り上げられていたら、今度はその国の食に関して学んでみる。若しくは経済に関して書かれていたらケインズ学等の経済に関しての書籍を借りてみたりします。

ざっくばらんに言えば、興味を持ったコトを裾野を広げていこうってことです。人によって意見は分かれると思いますが、掘り下げて1つの事を研究したいのか、もしくはより多面的に知りたいのかってあると思います。

所詮素人の手習いなのでリベラルアーツという言葉を使うとおこがましいと思っています。でも、結局のところ同じ方向性だと信じています。教養というのは一朝一夕で身に付くものでは無く、恐らくゴールはないでしょう。だからこそ、日々何かに興味を持って生活して、それがアメーバのように広がっていけば自ずと血となり肉となっていくのではないかな、なんて思っています。

liberal_arts_webpage_photo