個人情報の流出問題~企業対個人の関係性~

情報管理それ自体はパソコン等コンピュータに保管されている現代社会ですが、 果たしてその管理体制を人間はどこまで本気で考えているのか疑問を感じます。 ニュースでも頻繁に取り上げられている年金機構の流出問題に関して、 あまりにもお粗末と感じざるを得ない状況が明らかになっています。   まず異状を感じた時点での初動対策に関してですが、 LANケーブルを抜くだけで何が変わると思ったのでしょうか。 自宅のパソコンに不具合が出てもそれだけで済まそうと思うでしょうか。   誤解を恐れずに言えば、結局コンピュータ任せにして 情報管理を司るべき人間がどこまで危機意識を持っていたのか本当に怪しいです。   また、実際に流出した年金受給者にはそれぞれ謝罪と説明を行うとのことなのですが、 それをどういう手段で行うのかが曖昧で、電話が掛かるのか家に来るのか、 はたまた手紙が届いて被害者側がアプローチをしなくてはならないのか極めて不明瞭です。   個人的に感じるのは、勿論情報流出それ自体は絶対に合ってはならないことです。 僕も複数の媒体でお客様の情報を持っている為、間違っても他人にパソコンを見せませんし、 如何なる場合でも間違って印刷しないように気をつけています。 規模は全然違いますが、基本スタンスの部分がまず大切だと強く思います。   とはいえ、現実に起きてしまってからの対応こそが実は一番重要な鍵を占めると感じます。 最近ではベネッセでも同様の情報流出問題が起きました。 職員が意図的に流出させたケースなので事情は異なるかもしれませんが、 この際の会見時の釈明会見も不適切だったと感じざるを得ません。   「現時点では加害者である。」という社長の言葉は、本当に被害者の方々の事を考えたならば 絶対にそういう言葉にはならないはずなのです。結局企業価値を失ったという被害者のような 感情が少なからずあるからこその身から出た錆とでも言えるでしょう。   また、金銭や物で解決するのも少し違和感を覚えます。 もらわないよりもらうほうが嬉しいというのは人間なのかもしれませんが、 僕に言わせればそういう所で和解?する邪な考えを持つ暇があるのであれば 被害者の不安を0にする為に何をすべきかを徹底的に考えるべきだと思います。   現代社会ではマスコミが取り上げているうちはどの団体も多少は低姿勢なのかもしれません。 報道が一段落した後、果たしてどれだけCSRに則った対応を出来ているのか甚だ疑問です。   僕自身、最近とある世界的企業の海外販売ページが強制的に削除されました。 その理由はとても曖昧で、こちら側が何を聞いても返信が無いか話をすり返る始末。 その企業のウリは購入者を何よりも優先するというスタンスなのですが、 販売者も彼らに多額の販売手数料を払っていることを考えればお客様だと思うわけです。 そういう考えは彼らには一切ないようで、結局使い捨てとしか考えていないのでしょう。   話はずれましたが、強者が弱者に対して必要以上の力を有する社会は、 僕達小市民にとってとても住みにくい時代だと思います。 出来ることとして、不用意に個人情報を登録しないことが一番の方法なのかもしれません。 大企業という誰も責任をとろうとしない団体に期待せず、自己防衛を重ねていきたいですね。