ラグビーを根付かせる為の考察

ラグビー日本代表、想像以上の展開を見せていて感動しかありません。

僕自身は大学時代からラグビーを始めて彼是約20年来のファンですが、

正直未だかつてラグビーがここまで日本に浸透している経験はありません。

ラグビーのらの字も知らなかった方々がテレビに釘付けになるのは夢の様です。



丁度僕がラグビーを始めた当初は社会人トップリーグの黎明期で、

日本選手権では大学のTOPと社会人チームが戦う事もありました。

秩父宮や国立でトップチームの試合が行われた時も、客の入りはすかすかで

関西でよく見るおっちゃんのヤジなんてのも当たり前の風景でした。

僕個人的には、こんなに熱くなれる紳士のスポーツであるラグビーが

日の目を見る時が来てほしいと心から感じていました。


前回の2015年の躍進を経て、今回は予選リーグ4戦全勝。

これ以上ない最高の形で、8強となったラグビーJAPAN。

今回はラグビーを日本に根付かせる為に必要な事を考察してみたいと思います。


1. メディアに常に取り上げられる存在になる。



今回、JAPANが結果を残したことが勿論一番の要因ではあるのですが、

功労者の1つが日本テレビさんだと思います。確かに前回の実績はあるものの

日本開催とはいえ勝つか負けるか分からない、ましてそもそもどんだけの人が

ラグビーをテレビで観るかははっきり言って未知数だったと思います。

蓋を開けてみたらまさかの高視聴率で、僕自身もラグビーにここまでの

潜在性があったとは思っていなくて、衝撃を覚えています。


ラグビーを身近にしていた方ならお分かりかと思いますが、

NHKで放映する大学選手権やトップリーグの一部の試合、後は

NTV系で夜中に放映する以外はラグビーの放送はほぼ存在せず、

リアルタイムでラグビーを楽しむ場合はJスポーツの契約が必要です。

これからもしかすれば、地上波のプライムタイムにラグビー代表の放送を

観る事が出来る日が来るかもしれませんが、これこそがラグビーを

日本全体に根付かせ、普及させる為の大きなツールであると思います。

強いJAPAN、強い社会人チーム、強い大学、強い高校、とそれぞれが

注目されることがパイを広げる為の大きなエフェクトになるはずです。


2. より多くの中学、高校での部活動の1つになる。


日本では野球、サッカーや柔道、バド、卓球、水泳、陸上等部活動となっている

スポーツは世界的に見ても結果が出ていると考えられます。

以下の表をご覧頂ければ、子供達のスポーツへの選択肢がお分かり頂けます。

ラグビーは残念ながらかすってすらいないですねぇ。



個人競技と集団競技でメンバーの集めやすさは全く異なりますが、

やはり人数が多ければ多い程、そのチームは間違いなく切磋琢磨して

各人の能力が高まる事は言うまでもありません。

僕の在住する山口県でも小中でラグビーを部活にしている学校は皆無で、

高校でも7校/全67校しかなく、マイナー競技と言わざるを得ません。

せめて半分以上の高校でラグビー部を選択できる環境があればと

心から願っている次第です。


3. 気軽に楽しめるスポーツにいかが?



繰り返しになりますが、どのスポーツも草の根の底上げが無ければ

継続して強くあり続ける事は難しいと思います。

それ故、幼い頃からそのスポーツに触れ合う事が本当に重要で、

ラグビーにもまさに同じことが言えると思います。


ただ、ラグビーの一番の懸念材料は、「怪我」です。

とりわけ学生時代だと親御さんは子供が怪我をしたら、という思いで

この「紳士ながら野蛮」なスポーツを認める事は難しいのは理解できます。

では、体を傷つけないでラグビーを楽しめる方法があったならどうでしょうか?


はい、あるんです。それは、タッチラグビーというスポーツです。



名前の通り、タッチをしたらプレーを止めて、別のプレーヤーにパスを放って

トライまで進めるという内容で、タッチフットとも呼ばれています。

明確な違いは、タックルとかそういう激しいプレーは無く、目の前の選手に

タッチをすることが各選手の役目になります。


この派生形でビーチラグビー等も夏場では人気を博していますし、

タグラグビーという腰に旗を付けて楽しむなんてのも広まりつつあるようです。

要するに、痛くなければ取り組みやすいという考え方は正しいと思っていて、

こういったラグビー入門系を通じてラグビーを好きになってもらって、

そこから光る存在がラグビー選手になり、やがては代表を目指すという道は

将来のJAPANが更に強くなる為の大きなファクターではないかと思っています。


編集後記:僕にとっての親友はほぼラグビー仲間しかいないのですが、

全員と今回の試合の度に喜びを分かち合っています。ラグビーを通じて

大学、社会人と素敵な仲間を得られていることに心から感謝をすると共に、

彼らとの交流を今後も深めていけたらと思っています!