ラグビーのルール理解に必須の事柄3選

ラグビーのルールを分かり易く紹介

日本で現在開催されているラグビーW杯。

日本チーム(JAPAN)は想像以上の戦いぶりを見せており、

決勝トーナメントがすぐ手の届くところまで来ています。

地上波でも試合が完全放送されているという事もあり、

これまでラグビーを観たことすらなかった方々も

「ラグビーってこんなに面白いスポーツだったんだ!」とか

「恐ろしいスポーツだと思ってたけど走るシーンとか

格好良い」とか好意的な声がいくつも聞こえてきます。

ただ、ほぼほぼ毎回同様に耳にするのが、

ルールが分かりにくい!という事です。

何の反則があったから試合が止まったのかとか

あのぐちゃぐちゃになっている時(密集と言います)は

何をしているんだとか、疑問点が多々あるでしょう。

今回はとにかく簡単に、分かり易く

最低限知っておいた方が良い用語やルールを

紹介していきたいと思います。

1. 小さな反則と(中くらいの反則と)大きな反則

プレーが止まるタイミングは大きく分けて3つあって、

1つはどちらかがトライを決めた時、

1つはボールがタッチの外に出た時、

そして最後はどちらかが反則を犯した時です。

で、反則にも大きさで差をつけていて、

例えばボールを前に落とす(ノックオン)や

ボールを前に投げる(スローフォワード)等は

小さな反則で、相手ボールのスクラムから再開になります。

次に大きな反則を上げると、

例えばラック(密集)が形成されていた時に

ラックの中にいる人が手を使ってボールを

取ろうとする行為(ハンド)や、

ボールキャリアが倒された後でずっと

ボールを離さないでいる(ノットリリースザボール)

あるいは密集に自立して立つ意思がなく倒れこむ

(オーバーザトップ)等は大きな反則として

ペナルティーが与えられ、相手のペナルティキックから

再開されます。

この時相手側にはいくつか選択肢があって、

陣地獲得を兼ねて外にボールを蹴り出して

そのままラインアウトから再開するか、

キッカーがペナルティゴールを狙いに

ショット(ポールとポールの間に入れる)を

選択する場合のどちらかが殆どです。

で、中くらいの反則を一応上げておきます。

基本的にはスクラムの時に発生するのですが、

例えばお互いにスクラムを組むタイミングが

早いとレフリーに判断された場合、

アーリーエンゲージという反則が起きます。

この場合は相手側へフリーキックが与えられます。

ラインの外に蹴り出すか、相手とボールを取り合う為に

外に出さずに相手側へボールを蹴るかのいずれかが多いです。

フリーキックの場合は外に蹴り出すと相手のラインアウトから

再開になるので、こういうシチュエーションの場合はFWが

突っ込む事が僕がプレーしていた10年前は多かったように思います。

しかし、現代のラグビーはアンストラクチャー(混沌)を

意図的に発生させることでトライチャンスを作るというのが

主流になっており、緻密さを前提としたイレギュラーなプレーが

求められるという新しいステージに来ていると言えるでしょう。

2. ラグビーは陣地取り

ルールあってのスポーツであるのは言うまでもないですが、

ラグビーの醍醐味は陣地を取ったり取られたりの攻防です。

実力差があるチーム同士が試合をするとある意味では分かり易く、

また一方では大味(表現が適切かは別として)な展開になります。

逆に互角に近い戦いの場合は、お互いにミスをできるだけ減らす為に

通常FWが近場を攻めて行くケースが多いです。

ここがラグビーの真髄だと僕は考えているのですが、

愚直に前に突っ込んで陣地を奪って、ある時は相手のタックルで

跳ね返されて陣地がまた奪われての一連の流れは胸を熱くします。

で、攻撃で一番大事なのは勿論最初にヒットするプレーヤーですが、

継続的に攻撃を効果的にし続けるのに不可欠なのがそのボールを

保持する為のサポートプレーヤー(通称2人目)です。

(下の写真の右側の人)

この写真のように相手のタックルがクリーンヒットでない(事が普通ですが)

場合は、サポートプレーヤーにボールを投げる(オフロードパス)事が

一番良い展開で、勿論ミスが起きるリスクもあるので、

手堅くラックを形成して再びボールを繋ぐ場合が大変多いです。

いずれにしても、どれだけ良いタイミングで2人目がサポートできるかが

その後良いリズムを続けられるかのキーになると言えると思います。

3. 攻撃優位のレフェリング

他の展開スポーツも同じなのかもしれませんが、

ラグビーは攻撃側に優位なレフェリングと言えます。

つまり、攻撃を仕掛けている相手に対して

我慢しきれずに先に述べたような反則を犯して、

ペナルティゴールで3点か、トライを取られて5点

(+コンバージョン2点)を奪われてしまうケースが多いです。

逆に言えば、先日のアイルランド戦のように、個々の実力では

恐らくJAPANの方が下であるにもかかわらず快勝できたのは、

JAPANが攻撃を続ける際に、ノックオン等の不用意なミスをせず

規律を守って攻め続けられたのが要因の一つだと考えています。

勿論ディフェンスの時も、反則をせずに耐えて耐えて、

結果ボールを奪い取ったシーン(姫野選手等)も大きな勝因です。

さて、まだワールドカップは1か月続きます。

JAPANの快進撃がどこまで続くのか本当に楽しみですね!


編集後記:最近インスタグラムを始めました!

島での生活の風景だったり、製造するテントの紹介とかを

していこうと思っています~