人生観

第26回中央公民館ふれあいまつり

今日から11月ですが、ここ数日急に寒くなってきましたね。

この間まで半袖半ズボンで寝ていましたがさすがにキツイ朝晩。

そろそろ暖房すら使いたくなる日も近いのでしょうか…。

さて、そんな秋口は下松市内の各所でイベントが行われています。

昨日は数カ所でお祭りが行われ、僕も中央公民館ふれあいまつりへ参加しました。

「中央」と付くこの区域は市役所や警察署等がある下松市の行政の中心であり、

このまつりも下松市立図書館ならびに中央公民館内にて開催されています。

 

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僕は開会宣言の後館内を暫くの間回ってお役御免となりましたが、

時間が経つにつれて人の動きも増えてきていました。

このようなお祭りの良い所っていくつかあると思うのですが、

一番は「年代を超えたコミュニケーション」が出来る事だと思います。

幼稚園児のお遊戯、小中学生の吹奏楽といった若者世代と

高齢者の詩吟、踊り、合唱等の芸能が同じ空間で愉しまれるということは

こういった地域のお祭りならではで、これからも続けていかなければならないことです。

 

ところで、最近好んで読んでいるジャンルは地域創生等の書籍なのですが、

「地域の盛り上がりにどれだけ部外者を絡められるか」が1つのキーだと感じます。

つまり、地域内でふれあいを通じて愉しんで、関係性を深めていくことが勿論大前提ですが、

その街に魅力を感じた市外の人が遊びにくるようになり、移住してもらえれば最高だと思っています。

 

的な生活がおもしろいという書籍に非常に注目すべき提言がされていました。

「元々普遍性が1つの価値観だった社会が逆に差異こそが価値に取って代わった。」

「みんな同じ」だった高度成長時代から、他者と差別化しないと生きていけない時代に取って代わってしまった。

これは言い換えれば、他人からの評価でしか生きられない世界であることになります。

そしてそういう世の中に疲れてしまう人が、加速度的に増えていると個人的に思います。

そもそも人の能力なんて大差は無いのに人より仕事ができる人間に見られたいと思って毎日残業をしたり、

自己啓発本を買い漁って、そしてセミナーに通うようになるもののイマイチ成長した感覚が無い。

そんな生活をずっと続けていくうちに心身の不調を感じるようになって毎日が苦痛…。

そして、しまいには会社を辞めたいななんて考えるようになる。

 

これが現代社会の縮図であり、そういった当事者達を救う手段が限りなく無いように感じます。

勿論、労働相談やハローワーク等改めて働く為の機関は充実しているでしょう。

ただ、これはあくまで「やる気」のある人に価値が有り、意欲を持てない人には意味も持たないように感じます。

どのような形であれ仕事をしようと思えるような環境こそが先ずは大切だろうと思います。

一度心に傷を負ってしまうと、そう簡単に働こうという意欲を持つことは難しいというのが個人的な考えです。

 

そしてここからは僕なりの持論ですが、仕事に疲れた人は一度何にもない地方で暮らしてみたら良いと思います。

会社での人間関係のストレスから離れて、自然溢れる田舎を体感することは心の処方箋になるでしょう。

田舎ならではの「お節介」も少なからずあるので、全員が全員合わないかも分かりませんが、

環境をがらりと変える事は自分自身の生き方を間違いなくプラスに変えてくれるはずです!

 

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人口減が続く日本において、地方の状況は年々厳しくなることは自明の理です。

そんな中、僕の住む下松市は今でも転入者が増えている非常に稀有な街で、

それだけ魅力的に映る面が多いのだろうと推察しています。

「中四国で住みやすい街1位」の結果がそれをまさに表しています。

今後も市として様々な施策を打ち続けることで、より多くの人に知ってもらえれば素晴らしいですし、

僕自身も少しでも貢献していければと思っています。

 

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編集後記:夕方に農業公園へ出向いて育てている野菜を収穫しました。

土壌が良いこともあり、毎週野菜が育っていて嬉しい限りです。

来年は自宅でも同じようにできればいいなと考え中です。

(下の写真は、市民の方製作のかかしです。)

 

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編集後記