人生観

行動する者には機会が与えられる1

人は生活する中で攻める時と待つ時があると聞いたことがあります。

言い換えるなら、今こそ動く時だ!と行動する時もあれば、

まだ時期尚早だからちょっと様子を見ようという時があるのかと。

ただ、僕に言わせれば、「待つ」時は殆ど無いと思っています。

つまり、頭の中でごちゃごちゃ考えるくらいなら動け!と。

なぜそう考えているか。これはこの数年自分が経験した事に由来します。


思い返せば3年前のある時期。僕はかなり詰んでました。

ビジネスパートナーと事業を行うべくベトナムへ渡ったものの、

たった3か月でとある事情により帰国。

(今思い返せば帰国できていなかったらベトナムで骨を埋めることになっていたかも。

もしくは速やかに骨になったかも…。)


で、その後の日本での再生活も割とギリギリで、その当時取引先から再契約を

もらえない可能性が高く、そうなったら倒産と自動的に無職になるリスク。

(詳細は会社情報にもつながるので割愛します。)

結果的に契約はもらえたものの、その会社は多額の融資を受けていて、

売上が上がらないとその融資を払うお金すら工面できないという状況。

経理経験などない私でしたが、毎月の売上、支出や返済額をシュミレーションし、

キャッシュフローに頭をくるくる回している毎日でした。


まぁ、それだけならそのままそこで仕事をする選択もゼロではなかったのですが、

11月頃だったかと思います。とある事件が起きます。

ある日、翌日に取引先の1社が海外からやってくるという事で、

その方に支払うお金を銀行から卸しました。

確認の意味でパートナーに伝えてその後自分の机の中に入れて翌日…。

そのお金が消えました!

内部の人間の犯行以外あり得ないのと、僕自身おおよそ想像できる人間はいました。

正直、警察に届け出をすれば良かったのですが、社長にその旨を伝えると

警察沙汰にしたくないのでそれはやめてくれと。社長の意見が絶対なので

それに従いましたが、暫くして社長から亡くしたその金を払ってくれと。


確かに鍵のかかるところに入れなかった僕に落ち度はありますが、

それをはなから払うんだったら届け出する方がよっぽど後腐れがない。

(指紋をとったり色々事情聴取が行われるという話ではありました。)

結局、もらえるはずだった冬のボーナス30万を返上という形で落ち着きましたが、

本当に、本当に腹が立ちましたね。金の問題というより疑われたという事実が。


この件で僕の線はプツんと切れました。モチベーションは無くなりました。

ただ一方で、会社の状況も決して良いものではなく、泥船をどのタイミングで

逃げようかというのは事実ありました。どう考えても仕入れた商品の量が多すぎて、

仕入先や銀行とのリスケ交渉等頭を悩ませていたところで、

僕のメンタルも結構壊れかけていました。ただ、当時新しい金融機関が

まとまった金額を融資してくれる事が決まったので、当面は大丈夫だろうと

社内で確認をし、晴れて僕はそこから立ち去る事ができました。


1年後迄の日毎でのキャッシュフロー表を毎日修正していたのが懐かしく感じます。

当時、最後の僕の仕事は借りている事務所のテナントの連帯保証人を抜くことでした。

借りる際に代表以外にもう1人必要という事ででやむなく保証人になりましたが、

この手続きが終わった時心から安堵したのを思い出します。


このまぁまぁ修羅場な時期を経て、僕は今住んでいる島へ移住をすることになります。

この島は7年前から定期的に来島していて、移住なんて考えたことも無かったのですが、

「そうだ、京都行こう。」ならぬ「そうだ、島へ行こう。」ばりの直感で

年内ギリギリで地元の役所に相談をしに行き、年明け空き家を探し、今の家に決めて、

その数週間後の雨の日に軽トラで弾丸引っ越しをしたわけです。


※英語にはwillとgoing toがありますが、前者は思い付き、後者は予定ありきです。

今回の場合はほぼ思い付きで決めたwillが適切な英訳となります。

I will go to this island to live.こんな感じでしょうかね。

今日はこの位にしまして、次回は島暮らしを始めてからの内容を書きたいと思います。


編集後記:

後日談ですが犯人と疑っていた人間が僕が辞めた数か月後、首になったと聞きました。

どうやら理由は同僚とトラブって喧嘩だか引き起こし、大事になったからとのこと。

当時僕もそれと馬が合わず、飲み会で一度殴り合いの喧嘩になりそうな事があったので

ダメな奴は本当にダメだなと心の中で笑ってやりました。心がすっとしました。

コンビニでバイトしているらしいですが、素性が悪い人間は落ちぶれますね。(50代)

ちなみに連帯保証人はその人間に押し付けましたが、その後どうなったんだろう笑