「アル中」。正式名称を慢性アルコール中毒と呼びます。
たまに急性アルコール中毒で亡くなる学生のニュースを目にしますが、名前の通り急性と慢性で根本的に意味合いが違います。
ただ、一昔前から言われる「意志の弱さ」等自身の心の問題がこのアル中の原因と言われてきましたが、現在ではより医学的見地で捉えられ、社会的問題の1つして解決するための施策が取られ始めています。
とはいえ、もし自身がそういった病気になったとして第三者に相談できるでしょうか?世間体を考えるとどうしても億劫になると思います。
ただ、もしそのアル中が原因で何かしらの重篤な病気に発展してしまうことが先に分かっていれば病院に通院もしくは断酒も厭わないのではないかと思います。
けれども人間はそんなに理性的に創られておらず、実際に事が起きてからしか行動に移せません。その時楽しければいいやと思うのが普通です。
僕自身も正直その1人です。
ここ数か月の間、精神的な疲れ等が影響し、ほぼ毎日酒盛りをするようになっていました。ただビール数本を飲むだけならまだしも、夕方から飲み始めて途中で無くなったらコンビニに買い出しに行って、再び酒を浴びてジャンクフードを食べる毎日。
せめてもの救い?が週に数回夜勤バイトに入っていたことと定期的に行うランニングで、体重に関しては殆ど変動はありませんでした。
ただ、たった数か月でも肉体の明らかな衰えを感じ始めました。
例えば、朝起きれなくなった事。去年の中頃までは何事もなく朝5時には目が覚めていましたが、今では7時に目が覚めて起きるのがやっと。妙な話、酒をたまたま飲まないで寝た翌日の方が却って体がしんどい始末です。
次に、常に目に隈が出来てしまったこと。もしかしたら自意識過剰なのかもしれませんが、ここ最近明らかに隈が目立つようになりました。
極めつけは、食物を摂ると何故か喉に痛みが常に生じるようになった事。水を飲んでも違和感を感じてしまう程でした。
さすがにこれだけ症状のようなものを感じると、多少の危機感を覚えるものです。
少なくとも自宅に居る日はお酒を飲むのを止める様になりました。
とはいえ、今後衝動的にお酒を飲みたくなった時にどうやって自己制御するか。
僕なりに実践している方法をお伝えしたいと思います。
大抵の人が実際に行っている方法だと思います。
発売した当初と比べて味も随分改善されたと思います。
で、個人的に好きな銘柄が幾つかあるんですが、第1位は
ヴェリタスブロイというドイツ産のノンアルビールです。
ドイツは日本以上にノンアルコールビールが進んでおり、
味も個人的には随分上だと思います。
勿論、ビールでは無いのですが、限りなく満足できる辛みがあります。
次に好きなのはウメッシュのノンアル版です。
そもそも梅酒であまり酔ったことがないので、味の違いが未だに分かりません笑
ちょっとお値段が張るので頻繁には買えませんが、実力のある代物です。
で、今後試してみようと思っているのが、
ノンアルコールワインです。
評判も上々なようなので、お金に余裕が出来たら買ってみるつもりです。
これ以外にも、日本のアサヒドライとかオールフリーも充分の味なので、
今後は色々組み合わせつつ飽きずに飲み続けられればと考えています。
少々荒療治ながら、僕は意外とこの方法が合っているように最近感じます。
僕は個人事業主なので、正直自分でスケジュールを組み立てる必要があります。
逆に言えば、何も入れなかったらそれはそれで問題ない(金銭面除く)わけです。
それってとても恐ろしいことで、僕が酒漬けになってしまった原因の一定の要素を占めてしまったと今でも思います。
ではどのようにスケジュールを立てたかというと、
例1)早朝の英会話講座を予約する。
例2)人と会う時間を相手に失礼のないぎりぎりの時間(朝9時とか)に設定する。
例3)ファミレスに夕方入ってぶっ続けで日付が変わる位まで仕事をする。
正直、誰でもこれがフィットするとは思っていません。
ただ、ポイントとしては不適切かもしれませんが、他力本願 にするということです。
つまり、自分だけの予定(例えばランニング)だと、何だかんだ妥協していました。
でもそれに知人友人が絡んでくると、やっぱり迷惑を掛けてはいけないという心理が生まれ、もし一杯仮に飲んだとしても、「これ位で止めておこう」となります。
一番難しいように見えて、一番腑に落ちるのがこれだと思います。
お酒を飲んでいる時は幸せで翌朝少し後悔してもまた同じことを夜繰り返す毎日。
発想の転換なのですが、例えば夜お酒を飲まないことで「本を一冊読めた」とか
「部屋の掃除を出来た」、僕の場合は「ごみの量が減った」とかが挙げられます。
何でもネガティブに考えるとドツボにはまってしまうわけで、逆にそれをしなくてこんなに良いことが有ったんだと気づければシメタものだと思います。
追記になりますが、僕自身も過度のお酒が災いし、気分にムラが出る(元々ありましたが)のが酷くなっていて、1人で家でお酒を飲まなければそういうやり場のないストレスは発生しないと気付いた時にはあぁ、こういうことなんだなと目から鱗でした。
さて、この3つが僕が実践して効果的だったやり方なのですが、もう1つ最近気付いた事を書いて終わりにしようと思います。
逆説的な言い方になるんですが、お酒を楽しく飲みたいのは誰でも同じです。
でも、どういうわけか僕を含め一部の人はそれが一人酒へと変化していきます。
何故なのでしょうか…?
暫く考えて僕は分かりました。結局、人寂しいことを打ち消すために独りに走るんだろうなと。
僕自身、あまり友人は多い方ではないのですが、東京に居たときは毎週末ラグビーをして、お酒を飲んで楽しんでいました。これって僕にとって至福の時間で、それを楽しみに毎日終電近くまで仕事をしていたのを懐かしく思います。
言うまでもなく、この時は部屋で一人酒をすることなんて皆無でした。
肉体年齢で考えるなら、仕事のストレスもあって今と大差ないかもしれませんが、ことアルコールという観点で言うならば、ごくごく普通の生活だったなと思い出します。
そういう時を経て、ここ数年は勤め先の飲み会は皆無(あっても行かなかったですけど)でしたし、地元の友人と飲むとしてもせいぜい月1程度。知らず知らずのうちに夜手持ち憮沙汰でお酒を飲むことで自分を癒すようになっていた気がします。
徐々にその頻度や量が増していっていたのがここ半年以内でした。
そんな中、この5月は親友の結婚式や大学時代の先輩アテンド、そして新たな縁で広がりつつあるコミュニティの存在は僕自身の心の埋め合わせをする契機となりました。この1か月は割と個人的には色々あったのですが、それ以上に色々実りのある良い月だったなと思っています。
とはいえ、今後もついお酒に逃げてしまう時もあるかもしれません。そんな時は今日のブログを読み返し、自分を奮い立たせられればと強く思っています。