世の中は上手く出来ているもので、自分のことをとにかく喋りたい人と人の話を聞きたい人が存在します。
ただ、人と会話することに興味がない人も存在します。この回ではそういった人達の事は割愛します。
さて、喋り上手?と聞き上手。一般的には聞き上手が好かれると言えると思います。
言い方を変えると、喋り過ぎな人は嫌われる。この方が正しいかもしれません。
勿論、人前で話す時や何かしらの専門家としてグループをリードする場合等、
「喋る」という行為が大切な場面も多々あります。
ただ、内内で会話をしている時に、とにかく自分の事を1から10までひたすら話し続けることは、
多かれ少なかれ相手に不快感を与えてしまうでしょう。

ただ、重要なのはそういった喋るのが好きな人は、一切喋るなと言っている訳ではないのです。
如何に相手の話を聞きつつ自分の話を織り交ぜるか。言葉で言うだけで実行するのは中々難しいと思います。
今回は、実際にそういう場に立つ前に、日々の心の持ちように関して述べさせて頂きます。
人って、幸せだったり楽しいことがあったりすると機嫌が良いのが普通だと思います。
更に言うと、そういう時なら何か腹の立つことがあっても受け流すこともできたりします。
これを置き換えると、相手の会話も素直に聞く心のゆとりがあるはずなわけです。
かといって、日々何か不満があるのに幸せな気持ちなんて中々持つことができないのも当たり前です。
でも、意外と見渡してみたら嬉しいことってあるものなんですよね。
例えば、育て始めた野菜とか花の小さな芽が出たとか、いつもより化粧の乗りが良かったとか何でもいいんです。
そして、これは一過性で終わるのではなく、日々何か素敵な事を感じて、それを継続していく。
そうすればきっと、人と会話している時に自然と心のゆとりを持てるのではないかと思っています。
僕の経験上、お喋り班の方には1つ特徴があります。
自分から相手に何かしら質問をしたとしても、それはあくまで自分が喋りたい話題というか単なるきっかけで、
もしこちら側が1を話したら3は返す位の話題を持っていてそれを話し通すということです。
これってかなり嫌な印象を与えているんですよ。
質問してきた癖に自分のこと喋ってばっかりだと100%思われています、100%。
それ以外でも、大して知らないような話題でも知っている風で喋る人もたまに見受けられます。
まぁ、これについては単に優位に立ちたいとか自己顕示欲とかが絡んでくるので、僕には手に負えないので省きます・・・。
とにかく、自分ありきで話をするのではないということです。
自分より明らかに立場が上な人との会話であれば、恐らくですがもう少し謙虚になるはずなわけです。
例えば普段友人と雑談していて8:2で喋る人がいても、相手が上司(それも社長)とかで同じように話し続けるとはさすがに思いません。
相手の言葉を遮ってまで自分の我を通す人はなかなかいないだろうと思います。
なので、そういう人達と付き合うことで聞く行為を勉強し直すことを提案しているわけです。
そうすれば、陰で煙たがられることも少なくなりますし、もしかするとたまには喋るかなんて相手が思ってくれるかもしれません。
ここまで3箇条をお伝えしてきましたが、とにかく喋りたい人は中々それを変えるのは難しいだろうと思います。
良く言われることとして相手が7喋って自分が3喋るくらいの割合が理想なようですが、きっとそれは大変でしょう。
でも、9:1とかの比率を8:2にするだけでも相手は何か感じてくれるかもしれませんので、友人を失う前に自分を省みては如何でしょうか?